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携帯電話と公衆電話
モーチが クラスのお友達と はじめて 遊ぶ約束をして
今日は その日。
近所の友達と 遊ぶ約束をすることは あったものの、
少し 遠くに離れている友達と 約束したことはなかったので、
待ち合わせ場所やらのことが 心配だったため
現地の公園まで 送り迎えをすることにしました。

歩いて 一人ではなかなか 帰れない距離だし、
自転車でも 交通量が多いので 一人では無理そうで
公園で遊んでいる間に 何かがあったら どうなるのかな、と
ちょっと 不安でした。
一応、電話代を持たせて 何かあったら 公衆電話や
近くのお店で 電話をするようにと 言っておいたものの、
公衆電話の存在、モーチは 知ってたかな。
結局は 3時間、楽しく遊んで まだまだ 遊び足りないようでしたが。

そんなこんなで 迷った末、モーチは 携帯電話デビューすることになりました。
これで、私が仕事のときの留守番も 少しは 安心です。
携帯は高校生になって、と思っていたけど・・・。

そいえば、小学校の中学年のころ、母が美容室に行くといい出かけ
私と妹は 留守番していたのだけど、帰りが遅く、
心配になって 妹と一緒に 様子を見に行ってみると、美容室は
シャッターが閉まっていて、すっごく心配になって、母の姉である伯母に
公衆電話で電話してみました。
母は来ていない、とのこと。
電話ボックスで話している最中、救急車が近くの道路を通り、
いきなり妹が
「おかあさんが、事故したー!!」と大声で泣き始め、
小学生の私は 妹を連れて、シャッターの閉まった美容室に行ってみました。
ドンドンと たたくと 中から美容師のおばちゃんが出てきて
「これ以上、お客さんきたら困るけん、シャッター閉めとった。」と言い、
中へ入れてくれたのですが、母はのん気に 鏡の前に座って
すました顔をしていて・・・
「よっこ(妹)も からあげにしてもらい。」と 妹に言いました。
「あれ、からあげやなくて 刈上げやろー。」と美容師のおばさんが言い、
下らぬ勘違いをしていた母と ゲラゲラ笑い、怒りに震えた妹は また泣き始め、
「からあげはいややー!!」と 叫びました。
母は 刈上げやら から揚げが そんなに嫌なのか、と思ったらしいけど、
妹は 母を心配したことや 安心したことや なのに当人はのん気な顔ということに
複雑に腹を立てて 泣いたはず。
正直、見ていておもしろかったー。

そんなこんなで 母は伯母に
「子供に心配かけて から揚げはないやろ!」と こっぴどくしかられ、
「でへへへ」などと頭を掻いて 舌を出す ばかげた母の
その様子を見ているのも、なんか 情けないけどおもしろかったー。

公衆電話というと 絶対に その光景がよみがえり 懐かしいけど、
今は そんなお世話になった公衆電話や 電話ボックスたちが
どんどん 減ってきていて、それが 少し 寂しいような気もします。

携帯電話と公衆電話_c0164057_193243.jpg

by sputnik1954 | 2008-10-18 17:08 | 日記帖
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